いよいよテンプレート作成に入ります
前回の記事で、とりあえずJoomlaでビジネスサイトをつくってみたが、Joomlaは便利な機能と使い易さを兼ね備えたCMSだ。しかし、インストール時のテンプレートのままでビジネスサイトを作るには無理があると実感した。インストール時のテンプレートの問題というよりも、テンプレートの機能が多すぎて、ビジネスサイトとしては使いにくいモノになっているからだ。
インストール時のテンプレートが指定しているモジュールセクションが多すぎるうえ、topがJoomla!の画像文字に右にあったりして、どうも日本的なビジネス向けのサイトのイメージとかけ離れている。これは個人の感じ方の問題なので、インストール時のテンプレートで満足できれば、そのまま使い続けることになるだろう。
ともあれ、Joomlaのテンプレートを見てみよう
テンプレートは1個、しかも短い
/templatesの下のテンプレート名のディレクトリに問題のテンプレートはある。意気込んでディレクトを見たが、定義用のxmlファイル・imagesディレクトリの他には、index.phpがあるだけ。MovableTypeのテンプレートの多さに悩まされたことを思えば、拍子ぬけするほどだ。しかも短い。インストールテンプレートで194ステップ。これしかない。
最もシンプルなテンプレートを設定する
さらにシンプルで短いテンプレートの見本がJoomla!じゃぱんのサイトにあったので、エディターで作ってアップする。50ステップもない。ただし、定義用xmlファイルをアップしないとJoomlaが認識してくれないので注意。スタイルシートやイメージは後回しでもOK。
とりあえずベタなページが表示された。
WordPress用テンプレートを移植してみる
MovableTypeに始まり、WordPress・XOOPS用に自作したテンプレートをJoomlaに移植した。スタイルシート定義に気をつけながら、index.phpを書き変えていく。意外と簡単に移植できる。
MovableTypeやWordPressのテンプレートタグ、テンプレート関数の情報がほとんどないこと、Joomlaのテンプレート関数(こう呼んで良いのかすらわからないが)がベタベタのtableタグを返してくるのには苦労させられたが、それでも帰宅後数時間で移植が終わった。Joomlaのテンプレートが数多く存在する理由が分かったような気がする。
→ Joomlaでつくるビジネスサイト
→ 元になったWordPressでつくるビジネスサイト
→ XOOPSでつくるビジネスサイト
Joomlaのテンプレートは他とは一味違う
MovableType(以下MT)は表示するページの種類ごとにテンプレートを持っている。これがMTのテンプレート管理を面倒なものにしている。さらにプログラム部分には手が出せない点も苦しい。
その点、WordPress(以下WP)はテンプレート関数を使うとはいえ、PHPのソースを変更できるのでプログラム経験者はMTのようなもどかしさから解放されて快適だ。
XOOPSはインストールしても単なる箱の積み重ねでしかなく、テンプレート云々より前にモジュールを理解してインストールするほうが重要になる。
MTやWPのテンプレートではページのレイアウトを細かに規定するためにモノだが、Joomlaのテンプレートはページをレイアウトするというより、Joomlaの表示ブロックをページに配置するためのモノだと思ったほうがいい。左右のメニューを配置するだけでメニューの中身は一切記述する必要がない。メイン(Joomlaでいうコンテンツ)部分の記述も1行で終わる。
このようにブロックを配置するという書き方はXOOPSと共通している。配置したブロックの中身はテンプレート関数が作成してくれる。パラメータにより出力形式が違うようだが、この点に関しては頼りになる資料・情報がほとんど見当たらなかった。関数の使い方は WPに似ているともいえる。
Joomlaとビジネスサイト
もともとXOOPSやJoomlaはコミュニケーションサイトやポータルサイト、フォーラムサイトを作るためのツールとして構想されたために、一般の企業サイトや個人サイトの発想とは異なる点がある(個人的な感想)。特にXOOPSは明確にフォーラムサイトに的を絞っているし、インストール直後のサイトはフォーラムサイトそのままだ。その点、Joomlaはいくらかビジネスサイトに近いものがある。それも最新ニュース・オンライン状況・テンプレートチェンジャー・投票などは、ビジネスサイトではあまり使わないだろう。
ページのレイアウトも最新ニュースや人気記事がコンテンツの上部にきたり・・とビジネスサイト風とはいえない面がある。
ビジネス用Joomlaテンプレートを作るには
モジュールを絞り込み、モジュールポジションも絞り込む。Joomlaのテンプレートはモジュールポジションを埋め込んでいく作業だが、既定のモジュールポジションは23もある! これだけの数の配置は必要ないだろう。
XOOPSはモジュール自体を配置する という発想だが、Joomlaはさらに進んで、モジュール内で記事の配置が設定できる。商品カテゴリは段組で、ブログカテゴリは縦に並べて・・などというレイアウトが可能だ。設定は面倒だが、テンプレートの負担は劇的に軽減されている。